生活

ほぼ30歳女の平凡な暮らし

「あまのじゃく」

私が今ミッシェル(やブランキーまで)にはまって聴いている理由は、何かわからない。急に自分の中に入り込んで来たので、はっきりした理由がない。

だが。なんとなく心当たりがある、私は漠然と自分をあまのじゃく、だという自覚がある。自覚がある時点でちょっとオカシイけど、たまに本当にひねくれものであまのじゃくだと思う。人と違う感覚で居たい。人が興味あることは興味ない。と、いう自分で居たいだけかもしれない。それもわからない。

 

私はそこまでロック好きな女ではない。ロックンロールは漠然と好きだと言えるが、詳しくない。そもそも感覚で好きな音楽を決めている。ヒップホップも聴くし、生粋のロック好き!なんて言えるような人間ではない。

R&Bやヒップホップが日本に浸透しかけている、その渦中に居るのにもかかわらず、私はそこから離れている。ついこの間までその界隈が好きだった私にとって、今は一番いい時期なのに。なのに、周りの人がたくさん聴くようになったブラックミュージック(もどきも含め)を、『周りが聴いている、理解している、人気が出てきている』と認知した時点で、その音楽への興味が薄れてしまったようだ。

だから今更流行らない20年前の日本のガレージロックを追いかけているのだと思う。私の性格はそんなものだと思う、なんとなくわかる。これをあまのじゃくというのではないかと、最近考えた。

 

よく考えれば人付き合いも一緒だ。

私はそれなりにうまく人間関係を作るほうだと思う。誰とでも話せるし。誰とでも仲良くなる自信がある。でも、人から好かれると少しツン、としたくなるあまのじゃくな部分があると思う。好かれすぎると疲れる。近くいたくない。程よい距離で良い。たまに会うくらいがいい。LINEも電話もたまにでいい。愛されるのはたまんなく好きなことだけど、近すぎる愛は面倒だ。でも、その面倒過ぎるくらいの人が愛おしい。その表現ができる人は尊敬するし憧れもする。私にはできない。だからそれをしてくれる人を私は大切にしたい。

面倒くさい人間だな、と思う。いつまでこれやるんだよ。私は。