生活

ほぼ30歳女の平凡な暮らし

「日本語ラップ」

先の記事で書いたBAYCAMP2016で、ブルーハーブを観た。

前の日の前夜祭(豪華メンツなのにガラガラすぎて悪い意味で話題に)には、RHYMESTERが出ていた。

 

そのあたり、最近知ったことと思う事とリンクしたんで書いてみる。

 

ブルーハーブとライムスターの泣ける話
とある人から、ブルハとライムスは実は仲悪い説があったと聞いた。で、善良な日本語ラップファンがまとめたブログを読む。なんと!あのウワサの真相でDさんがBOSSをディスってた(ビーフ)とか、宇多さんがタマフルブルーハーブを褒めたつもりが、解釈の行き違い?でブログで名指しで反論を書いたり(ただ、この記事を読む限りはBOSSは宇田さんの発言に対する反論だけでなくリスペクトも入れている。思うにただの人格者)。こういう噂ややり取りはあったものの、お互い公でビーフし合うようなことはなかった点、もうまさにこの二組らしいと思う。色々あったけど、今では(と言うか昔から、ずっと?)お互いに認め合う日本語ラップの先駆者たち。なんて恰好良いんだ!なんて素敵な話なんだ!この話を会社の昼休み、自分の机の上で読んでちょっと泣いた(笑)。


昔の日本語ラップ/ヒップホップシーンの話
日本のヒップホップは90年代に一度火がついたのだが、村社会のハーコーな人たち?が尖りすぎてて、あまり他のジャンル、むしろ同じ日本語ラップなのに他のクルーとさえ交わろうとしなかった。だから、着いた火は一部のみで燻ってしまい、日本ではロックやポップスに比べるとあまり聴かれないジャンルになってしまったヒップホップ。

そのなかで、スチャダラパー、リップ、キック、あとDragon Ash…ディスの対象として有名な人たちですが、これ、売れているという共通点があります。

 

”THANK YOU FOR YOUR KIND ADVICE AND SUPPORT!”

これはディスった側が恥ずかしすぎるほど、かっこいいアンサー。

ちなみにこの曲は、発売されたころワタクシ当時小2、リップの曲で一番好きでした


それに対する日本語ラップ初心者・びーこの持論
実績作らなければ、音楽家である以上売れなければ、意味ないと私は結構思っちゃう派です(もちろん、売れなくてもいい曲作る人たちはいっぱい居るんですが…)。特にヒップホップにおいて、俺だ俺だと主張して音楽を作る人が居るけど売れてないと「いやでもお前、売れてないじゃん。音源聴いて影響受けてる人がどんくらい居るんだよ?」とアンサー返されたら、何も言えないっしょ!っていう(笑)。

確かにクラシックになっているディス曲「証言」等もありますが、やっぱピースなやつが良くないですか。結局売れるのも聴きたいのもピースな音楽じゃないですか。まぁこれは日本語ラップにわかな私の意見ですけど。

 

ユウザロックはとりあえずノーナとのコラボだけで良いわ・・・

 

で、話を戻すとスチャダラパーなんかめちゃくちゃかっこいいなと思っていて。(上の証言ではディスられてますが笑)
自分達のやりたいことやって、ブギーバックでシングル50万枚売って、ポンキッキでお茶の間に知れ渡って、日本語ラップ自体を広めた。これ、本当にかっこいいことだと思います。ディスられても動じないで、27年もスチャダラパーとしてずっと活躍している。もう、対応が大人すぎる(笑)。これじゃあディスしてる人たちは、「売れない日本語ラップやってる奴らが負け犬の遠吠えしてるだけ」にしか見えない。次元が違う(笑)。だから好き、スチャダラパー

 

攻めてる!めちゃかっこいい!オイッスーー

 

日本語ラップ、日本のヒップホップがもし、90年代で手を取り合ってもっと盛り上げていたら、きっと日本の音楽史は全然違っていただろうなあ、もっと面白いことになっていただろうなあ、と思います。それが出来なかった過去含め、今、鼻息荒いシマウマことZEEBRAはフリースタイルダンジョンで改めて日本のヒップホップブームを仕掛けているんじゃないかと、音楽ファンとしていい解釈させてもらってます。…鼻息荒いシマウマ。どんなラインやねん。

 

最近の日本語ラップ/ヒップホップについて
ここはやっぱり大人気のCreepyNuts!の名前を。先輩たちがミスしてきた、ディス文化自体に対して見事なアンサーを返しているのが面白いです。

 

みんなちがって、みんないい。

これはディスじゃないよ、みんな違ってみんな良いじゃん!と言いきる潔さ。いやお前めっちゃバカにしてラップしてたやんwwwwwとつっこみたくなるのだが、絶妙な塩梅でうまくユーモアに変えている!なんという皮肉!!ディスの王様が、否定じゃなくて肯定してますからね。誰ももう文句言えないじゃん。(R-指定は本当に頭がいいな…)

 

この人たちを筆頭に、日本語ラップブーム~日本のヒップホップが主流になったら!ラップが浸透して”ダサい”イメージが無くなったら!ロックフェスに、ヒップホップ勢集めたひとつのステージが出来たら!めっちゃよくない?

・・・と、日本語ラップを聴きながら思うのでした。たまには熱い文も。

 

 

これぞ日本語ラップと誇らしげ!※全文パンチライン注意!